【先天性心疾患の若者へ】海外旅行を諦めない!単心室症の私が実践する「安全対策」と「マイル旅」の始め方

旅行

「心臓病があるから、海外旅行なんて無理だよね…」

「長時間のフライトに耐えられるかな? 向こうで何かあったらどうしよう」

もしあなたが今、そんな不安から「旅」という選択肢を消そうとしているなら、少しだけ私の話を聞いてください。

私は、単心室症という先天性心疾患(ACHD)を持っています。障害者手帳は1級です。 それでも私は、国内・海外への旅を続けています。

もちろん、健康な人と同じようにバックパック一つで無茶をする旅はできません。でも、「自分の身体を知り、正しい準備と工夫」をすれば、私たちは海を渡ることができます。

この記事では、病気を理由に夢を諦めたくないあなたへ、私が実践している**「医療的な準備」から、体力的な負担をお金で解決するための「マイル・ポイ活活用術」まで、リアルなノウハウを全てお伝えします。

旅に出ることは、ただ観光することではありません。「自分にもできた」という自信が、これからの病気との付き合い方、ひいては人生の向き合い方を変えてくれるはずです。

先天性心疾患でも海外旅行は「諦めなくていい」

まず、一番大切なマインドセットのお話です。 心臓に持病があると、親御さんや周囲から「危ないからやめておきなさい」と止められることが多いかもしれません。その心配は愛情ですが、その言葉であなたが「自分は何もできない」と思い込んでしまうのは、とてももったいないことです。

リスクを「正しく」恐れることが第一歩

「諦めない」とは、無鉄砲になることではありません。 自分のSpO2(酸素飽和度)が普段どれくらいか、どの程度の運動で息切れするか、脱水になりやすい状況はいつなのか。

これらを客観的に把握し、「ここまでなら大丈夫、これ以上は危険」という境界線を知ることが、旅への切符になります。

若いうちの「旅」が生きる自信になる

私があなたに旅をおすすめする最大の理由。

それは、「自分で危機管理を行い、トラブルを乗り越えた経験」が、圧倒的な自己肯定感になるからです。 異国の地で美しい景色を見たとき、「この心臓と一緒に、ここまで来られた」という事実は、将来仕事や生活で困難にぶつかった時、必ずあなたを支えるお守りになります。

出発前に必ずやるべき「3つの医療的準備」

精神論だけでなく、具体的な準備の話をしましょう。私は渡航前、以下の3つを徹底しています。

① 主治医への相談と「英文診断書」の作成

まずは主治医に「〇〇へ行きたい」と相談しましょう。体調的に許可が出たら、必ず**「英文診断書(Medical Certificate)」**を作成してもらいます。

  • 病名と現在の状態: 手術歴や現在の心機能(フォンタン術後など)。
  • 服用中の薬: 一般名(Generic name)で記載してもらうこと。
  • 緊急時の処置: 配慮すべき点など。

これは空港のセキュリティチェックで薬を説明する際や、現地で病院にかかる際の「命綱」になります。作成には2週間〜1ヶ月かかることもあるので、早めの依頼が必須です。

② 常用薬の確保と予備薬

滞在日数分ぴったりの薬では危険です。フライトの遅延や紛失に備え、「滞在日数 + 1週間分」は多めに持参します。 また、薬はスーツケース(預け入れ荷物)に全て入れず、必ず手荷物に数日分を入れて機内に持ち込みます(ロストバゲージ対策)。

③ 海外旅行保険への加入(既往症対応)

「クレジットカード付帯の保険があるから大丈夫」と過信していませんか?

一般的なカード付帯保険では、「既往症(もともと持っている病気)」の悪化は補償対象外になるケースがほとんどです。

必ず、「疾病治療費用」の補償額が十分で、かつ「既往症対応」の特約がある海外旅行保険(AIG損保など)に加入するか、既往症もカバーされる条件を確認してください。ここで数千円をケチってはいけません。

学生・若者こそ知ってほしい!「マイルとポイ活」で安全を買う方法

「海外旅行は行きたいけど、お金がない…」

「格安航空券のエコノミークラスは狭くて体がしんどい…」

そう悩む若者にこそ伝えたいのが、航空マイルとポイントサイト(ポイ活)の活用です。

私たち心疾患持ちにとって、移動の快適さは贅沢ではなく体調管理そのものです。

なぜ心疾患者の私たちに「マイル」が必要なのか?

直行便を選んだり、足元の広い座席を指定したり、空港でギリギリまでラウンジで休んだり…。

これらは全てお金がかかります。 しかしマイルを貯められば、お金をかけずに「ビジネスクラス」に乗ることだって夢ではありません。身体への負担を減らすための資金を、知恵で生み出すのです。

① 普段の生活でマイルが貯まるクレジットカードを持つ

現金で支払っても何も残りませんが、クレジットカードなら「マイル」や「ポイント」が貯まります。 学生や若者におすすめなのは、以下の条件を満たすカードです。

  • 年会費が負担にならない(または元が取れる)
  • マイルへの交換レートが良い
  • 海外旅行傷害保険が充実している

特にANAカードやJALカード、あるいは旅行好きに人気の「Marriott Bonvoy アメックス」などは、マイルが貯まりやすく、将来的にSFC(スーパーフライヤーズカード)などの上級会員を目指す足掛かりにもなります。

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② 「ポイントサイト」で旅費の足しを作る

「ポイ活」という言葉を聞いたことはありますか? ネットショッピングやサービスの申し込みをする際、ポイントサイトを経由するだけで、現金やマイルに交換できるポイントが貰える仕組みです。

私はこれで貯めたポイントをマイルに交換したり、現地でのタクシー代(無理して歩かないための資金)に充てたりしています。「身体を休めるためのお金」を自分で稼ぐ手段として、登録しておいて損はありません。

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4. フライトと現地滞在を快適にする「必須持ち物リスト」

最後に、私のスーツケースに必ず入っている「ACHD旅の三種の神器」を紹介します。

① 医療用・着圧ソックス

フォンタン術後の方など、抗凝固療法(バイアスピリンやワーファリンなど)をしている方は特に注意したいのが、エコノミークラス症候群(血栓)です。

私は機内では必ず医療用または強圧の着圧ソックスを履いています。

これがあるだけで、到着後の足のむくみと心臓への負担が全く違います。


② 水分補給グッズと常備薬ケース

機内は砂漠より乾燥しています。血栓予防のためにも水分補給は必須。

すぐに水が飲めるよう、保安検査場を通過した後にペットボトルの水を確保し、手元に置いておきます。

薬を飲むタイミングを逃さないよう、ピルケースも時計が見える位置にセットしましょう。

③ スマートフォンとGoogle翻訳

何かあった時、自分の病状を伝えるために。今は翻訳アプリの精度が上がっています。

事前に「私は心臓病です」「救急車を呼んでください」などのフレーズをお気に入り登録しておくと安心です。

まとめ:準備9割。正しく怖がれば、良き旅の思い出が作れる

先天性心疾患があるからといって、自分の世界を狭める必要はありません。

もちろん、無理は禁物です。でも、「諦める」のではなく「どうすれば行けるか」を考えること。その思考プロセスこそが、これからのあなたの人生を強くしてくれます。

  1. 主治医と相談して英文診断書をもらう
  2. 万が一に備えた保険に入る
  3. マイルやポイントを賢く使い、移動の負担を減らす

この準備さえできれば、あなたはどこだって行けます。

さあ、パスポートを持って、まだ見ぬ景色に会いに行きましょう!

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